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希望の笑顔が生まれる笛

ポーネロゴ 2.png

ポーネはこんな楽器

ポーネはこんな楽器

11cm

3.5cm

・軽量で、直径3.5センチの握りやすい太さ

・軽い息でも音を出す事ができます

 

​・側面に指穴は開いていないので

  ガシッと持つことができます

音の響きをイメージしながら練習していくと 息のコントロールがしやすくなり、長く音を伸 ばす・短く歯切れ良く吹いてみるとより楽しめ ます

底面​には音を変える

指穴があります

持ち方

片方の手で側面を握り

もう片方で底面にある穴を開閉します

この様に、介助者がポーネを支えることで

手でポーネが持ちにくい方も吹きやすいです

長座位や、寝ている体勢でも

介助者が支えることで吹くこともできます

“ 新しい発想 ”から生まれた木の笛

⚫︎どうしてできたの?ポーネ

 

森のオカリナ樹•音をデザインした安川誠が「舌ガン」を患い、闘病の末に手術で舌の90%を切除しました

その時主治医に「誤嚥による肺炎や、発語が困難になる」と伝えられました

しかし、誤嚥はなく発音も人に伝わるほどにできていたのは「樹音を吹いていた事で鍛えられた肺活量と、口腔の筋肉のおかげだと思う」と、そんな経験を元に開発されたリハビリの笛が「森の笛ポーネ」です

​⚫︎ここが新しい!ポーネ

​​

 

あえて音を減らした笛です

楽器といえば「ドレミファソ〜」と奏でられるものをイメージしますが、ポーネは二つの音に減らしてあります

減らすことによって、一般的な楽器とはまた違った、新しい使い方もできると思っています

「音を減らすことで、新たな可能性を増やしたい」

吹ける人を増やしたいそんな、新たな楽器が【森の笛ポーネ】です

⚫︎どこがいいの?ポーネ

 

・ポーネは日本の木材を使用しています。

木材の柔らかく暖かみのある感触だけでなく香りと、木が奏でる優しい音を楽しむことができます。

・深い息は心の安定・自律神経のバランスを整え、気持ちをリラックスさせてくれます。

体の隅々に酸素を送り、副交感神経の活性化を助けると言われています。

 

・音を変えるために指の開閉をすることで、手先の運動につながります。音・リズム・タイミングなどを考える事や知っている曲に合わせることで脳の活動を刺激し、楽しみながらのリハビリができます。

・笛をくわえ、音を出すという行為で、普段使わない口の周りの筋肉を使うことが刺激されます

・少ない息でも、安定したきれいな音が出る工夫がしてあります。(実用新案取得)

実践の報告

約半年間ポーネを使い音楽療法のセッションを行なっていただきました

協力者  M さん

2022年に脳幹出血

集中治療室で治療後、右半身に麻痺が残る。自宅とデイケアでリハビリを前向きに続けている​​​

協力者  K さん【音楽療法士】

日本音楽療法学会認定音楽療法士。公認心理士。
ひと・おと・からだ・こころのつながりを探求している。吹く楽器が大好き。

目的:

ポーネを実際に使用して、変化を見る

 

活動内容:

・1か月に1度の頻度で、1時間の音楽療法を対面にて実施。その間は続けられる範囲で継続して練習を行う

・​セッションが始まる前にインテークというお試し回を行い、目標や要求を汲み取ってから開始した

​・全5回のセッションの中で、演奏する楽器が【ポーネ】だけではなく「森のオカリナ 樹•音」も吹き始めた

hoccoが考えた今後の課題:(プロジェクト過程で協力していただいた福祉工学博士の助言によるもの)

・実証症例数を増やす必要がある

​・家での継続した自主練習を行うために、独自練習プログラムを作成しサポートを行うことで継続を助ける

ポーネ使用の経過

【セッションについて】

・1回のインテークセッションを経て、全6回のセッションがMさん宅にて行われた(ピアノはMさんが用意されたものです)

・Mさんは6月​初めて「ポーネ」を手にした時は、息のコントロールのコツが難しかったが、音楽療法士Kさんとのセッションにて息を入れるコツがわかり、のびのびとした綺麗な音が出るようになった

・曲に合わせて合奏をしてみる

知っている曲に合わせてみることで、家で練習するときも旋律をイメージしながら練習することができた

・タンギングなどもMさんが独自で自宅練習に取り入れてみた

・右手が麻痺していることにより、指穴の開閉が不安定であったが、持ち方を工夫することにより右手も安定して演奏することができた

・森のオカリナ樹•音を演奏する際には、リコーダーに使われるサポーター(ふえぴた)を使って、指穴を押さえることで演奏しやすくなった

​ポーネを使ってみて インタビュー

2024年6月からKさんとのセッションを初めて、4ヶ月後のの9月の中間地点でセッションの見学の時に、ご本人がお話ししてくれた映像です。

Mさんは1日に時間を決めずに続けて、その中では吹かない日もあったと言いますが、コツコツと約4ヶ月間続けてこられた感想です。

そして、音楽療法士の方が入ることでより新たな意欲につながったり、上達することへの喜びが感じられること、そこからの継続につながることがわかりました。

こちらはあくまで個人の感想で、体の変化には個人差があることをご留意ください。

またMさんは同時にさまざまなリハビリも行なっています。

様々な現場からいただいた感想

音楽療法の現場から

​​

筋ジストロフィーの男性。参加メンバーがポーネを吹いているのを見て参加。

「1,2,3!」の合図で腹筋から息を出すことに挑戦してみる。小さな音だけど音が聞こえ「聞こえた!」と共感する。

その後も参加する場面が来るとポーネで参加して音が出るのを楽しんでいる様子。

今まで取り組んできた中で自ら「やりたい」という姿を強く見れたのがポーネだった。

プログラムの提案

hoccoではポーネを続けていただくことが重要と考えています

​様々な環境がある中で、お家で続けていただける動画を用意しています

動画は今後も増やしていきます

ポーネの持ち方・口の当て方・息の吹き込み方など

​を説明した動画です

こちらは6分間の一連の練習の動画です

その他にも練習プログラムや、伴奏付きの曲

短いプログラムが増えていく予定です

ぜひ、ポーネで一緒に練習してみてください

音楽にはこのような効果も言われているそうです

​あいさつ

 音を減らした木の笛ポーネで、音楽を楽しみながらリハビリを

hoccoは国産の木を使って、森のオカリナ樹音というオカリナを作っている創業13年目の会社です。 優しい音色、良い音程の笛づくりを目指し、日々努力しながら、制作に励んでいます。 ポーネはリハビリの笛として,2012年hocco前代表 安川みどりが開発した笛です。 介護の実体験を通して感じた事を形にしました。 「吹く」という行為は、肺を鍛える・肺活量の増大・口腔筋を鍛える・異物を吐くことによる肺炎の防止など・言語面からも大変有効であると言われています。 そんなリハビリ効果のある体に良い、優しい笛の音色の笛を作りたい。という強い思いで、ポーネを完成させました。 が、2010私たちの手では、なかなかポーネの普及には至りませんでした。 そして2024年、私たちが今まで積み上げてきた「楽器」のノウハウと音楽の楽しさを融合させて、再度ポーネを登場させみたらどうだろう?と棚の奥から引き出してきました。 新しい視点に立って、2024年春プロジェクトがスタートしました。今回は音楽療法士さんに協力いただき、脳出血後遺症のあるMさんへのポーネの音楽療法をお願いいたしました。 それは驚くほどの効果が出ています。何よりご本人に「希望の笑顔」が生まれました。 「私もやってみたい。」「すごいね」「応援するよ。」 大勢の皆様が私たちの背中を押してくださいました。嬉しい限りです。 私たちの作った笛が、社会に役立つことを願ってこのプロジェクトが再び進み始めました。

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木の笛ポーネはリハビリのために開発された笛です。笛を吹くことによって、肺活量を鍛えるとともに、口腔内を使い嚥下機能を助ける筋肉にアプローチすると考えています。国産材を使った優しい触感と香りとともに音学を楽しみながらリハビリを

その他にも、お子様が持つはじめての楽器として

小さな手がはじめて触れる楽器に、日本の木の優しいぬくもり、柔らかな音を

《 音 》ドとファ (2音)

《 セット内容 》紐

 

《 サイズ 》10cm×4cm

《 コーティング 》オイル仕上げ

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